「出る杭は打たれる」
そういったことわざがありますよね。
日本は特に協調性を重んじる傾向にありますので、出た杭を疎ましく思う人間が多いです。
しかし今回は逆に出すぎた杭は打たれないよという話をしていきます。
出過ぎた杭は打たれない
周りの人間に合わせない協調性の無い人や、突出した個性を持っており、明らかに抜きん出ている人。
皆がやってはいけないタブーなどを躊躇なくしてしまう思い切りのある人。
そういう人は周りに疎まれ叩き潰されてしまうという「出る杭は打たれる」ということわざは日本人の性質をうまく表現していると言えます。
しかし、これからの時代は打たれるくらい強く出る杭の人材の方が成功するように思います。
逆に中途半端に出る杭になるよりもさらに徹底して出過ぎた杭になるべきです。
そうすれば誰にも止められませんから。
周りよりにどんなことを言われたとしても絶対に折れない強い信念があればちょっとした事では打たれません。
社会的に成功している有名な人を見ても明らかに出る杭を極めたような人間ばかりですよね。
周りがなんと言おうと自分の意志を貫いて生きた人は皆さん歴史に名を残しています。
芸術家の岡本太郎さんは若い頃に自分の好きな絵を書いていて、ある記者の人からこんなことを言われました。
「そんな絵を描いているとあなたはそのうち消されてしまいますよ」
それに対して岡本太郎さんは
「消されるならそれで結構。とことんまで戦うよ」
と答えたそうです。
その生き方を貫き結果として日本を代表する芸術家になりました。
出過ぎた杭なら強すぎて誰も打てないのです。
多少の批判は褒め言葉と捉えよう
他を寄せつけないような徹底した能力をもっている人間には批判がつきものです。
著名な人物であるほど賛否両論ありませんか?
有名税という言葉がありますが、有名であったり特別な能力を持っている人間ほど賛美と共に批判も増えていくものなのです。
会社員でも他の人間よりも能力が高かったり、働きかたのスタイルが他の人と全く違うと批判されたり、悪口を言われます。
人間の大半は自分に出来ないことをしている人や、自分の叶えられない理想の生活をしている人に対して、妬みや嫉みの感情から批判してしまうのです。
しかし、こので間違ってはいけないのが批判をネガティブに捉えて自分を責めてしまうことです。
実際に周りに迷惑ばかりかけることは別ですが、良い行いをしていると自分が思っているのあれば自信を持ちましょう。
有象無象の批判なんて褒め言葉のようなものなのです。
何かを変えたいなら自分を変えるしかない
突出した優秀な人間になりたい。
でも周りを見回しても同じような人間ばかり。
自分が金太郎飴みたいな平均的な何の能力もない人に感じて惨めな気持ちを持っている。
なんとなく今の生活が気に入らない。
このような気持ちを抱えている人はとりあえず、自分を変える努力をしてみましょう。
日本人は周りと違うことを恐れがちですが、そんな時代は終わりました。
出る杭になるくらいでないとこの先充実したした人生を送ることはできないのです。
出過ぎた杭になり、自分の人生を変えるには周りの人間がしないことをしなければなりません。
周りが運動していないなら1人だけジムに通ってみる。
周りが残業ばかりなら、自分は定時退社してみる。
周りが本を読まない人間ばかりなら、自分は読書を習慣にしてみる。
なんでも良いので、今日から初めてみましょう。
地道な努力も怠らない
出過ぎた杭の様な人生を送っていて、周りよりも突き抜けた人間は意外と地味な努力を怠っていない場合が多いです。
逆にいえば、小さな努力の継続だけで突き抜けた人材になれると言うことです。
代表的なものでいうと読書ですね。
周りと違う突き抜けて優秀な人材は皆押し並べて読書を習慣にしています。
それもたまに1冊読んでみるレベルではありません。
毎日1冊以上読んだり、それを10年以上続けていたりします。
その地道な努力(本人は努力と思っていない場合が多い)によって、周りに差をつけることが出来、出過ぎた杭的人材になることが出来るのです。
また毎日の運動習慣も欠かさない人が多いです。
僕の周りに毎朝欠かさずジムに通っている社員が居ますが、誰よりも集中力があり仕事も速いです。
出過ぎた杭はやがて社会を変える
誰もやらないような事をする出過ぎた杭的人材はやがて世界を変えます。
今の世の中を変えたテクノロジーでなどを作った人物は皆出過ぎた杭的人物ばかりです。
Appleを創設したスティーブ・ジョブズも周りに流されないどころか周りを振り回し続け、社会的には出る杭と呼ばれる人物でしたが、MacintoshやiPhoneという画期的なデバイスを開発して世の中を変えました。
今どきスマホを持たない人などほとんど居ませんし、1人の出過ぎた杭が世界を変えた良い事例だと思います。
あなたの周りでも他者とは全く違う、周りに批判されつつ自分を貫いてる出る杭の様な人物はいると思います。
周りに流されてそういって人を批判することは簡単ですが、敢えて応援してみると良いかもしれません。
偉大なことを成し遂げる可能性が高いですよ。
まとめ
今回は「出る杭は打たれる」けど、
「出過ぎた杭は打たれない」ということについて、僕の意見を書いていきました。
社会人になりたての自分はどちらかといえば出る杭を打つタイプの人間でしたが、ある時からふと出る杭的な人物の方が優秀であることに気づき、応援するようになりました。
会社でこういった出過ぎた杭的人材を見かけると応援するようにしてるんですが、皆さんやはり優秀過ぎるようで直ぐに会社を辞めてしまいます。
出来れば岡本太郎さんのような人生を送りたいところですが、天性の才能によるところもおおきいので凡人には難しいですね。
ですが、諦めずに自分を貫いて見ると見える景色が違ってくるかもしれませんよ。