「もっと周りの気持ちを考えて」
「周りに合わせて」
「和をもって尊しとしよう」
なんて言葉を新卒の頃からよく聞くようになりました。
会社というのは一つの組織であり、周りの人間と違うような考え方や行動していると、協調性に欠けるので良くない。
こういった価値観がいまだにはびこっていると感じています。
この価値観を「同調圧力(ピアプレッシャー)」といいます。
日本のサラリーマンは特にこの同調圧力に縛られがちです。
サラリーマンは同調圧力に縛られすぎている
日本人って周りの目ばかり気にしていますよね。
自分の行動によって終わりにどう見られるかを常に意識して生活しているように思います。
自分の着たい服やしたい髪型があっても周りにどう思われるかを一番に考えると思います。
自分のやりたいことや挑戦したい仕事があっても、周りに反対されると即座にやめてしまったり、周りが良いと思うものを選びがちになってしまいます。
周りと違う生き方をしている人や、突出した個性を持ってる人を白い目で見たり、みんなで陰口を叩い
たりするのも同調圧力の1種です。
皆がしているからって正解ですか?
例えば大多数の他の人間よりも違うからといって叩いたり、自分とは違う価値観を許容できないという視野の狭さも同調圧力の一部です。
周りがやっていることが正しい、みんなと同じが良い。
そういった価値観を知らず知らずのうちに持ってしまっています。
これは小学校から受けていた教育の影響も強いと思います。
みんな違うような家庭環境で経済状況も違う子供を一つの学校で同じような授業を受けさせて育てる。
そして、周りに協調することは良い事のように教育する。
一昔前はこれでもよかったのかもしれませんが、今の時代はこれでは通用しません。
みんながやっているから正解とは限らないのです。
たとえば
毎日同僚皆が朝出社前にに人を殺しているからって、あなたも殺しますか?
ちゃんとした道徳感をもっていれば
「皆が朝に毎日人を殺してるから僕も殺します」
とはならないですよね?
「今日はちゃんと朝殺した?」
「はい!朝殺ししました!」
なんて会話が聞こえて来たらどう思いますか?
「ヤバい……僕も朝殺ししないと……」
ってなりますか?
これは極端な例ですが、同じような事は日常生活で度々見かけるかと思います。
周りと違うことを極端に恐れる人種。
それが日本人です。
自分と周りは違う人間
同調圧力に屈してしまうことで悩んでる人に理解していてほしいのが
「自分と周りは違う人間」だということです。
育った環境も考え方も学歴も好きなことも何もかも違うのに、周りに合わせようなんていうことがそもそもおかしいのです。
価値観は人それぞれです。
そして、生き方も人それぞれです。
なのであれば周りと自分は違う人間であるということを受け入れて、自分の正しいと思った行動をしてみてください。
周りに合わせて疲弊してしまうのであれば、それは自分が間違っていると思っていても我慢して疲れてしまっているということです。
周りに合わせるよりかは自分の心に合わせるような生き方の方が僕はかっこいいと思います。
同調圧力にばっかり押しつぶされているよりは、それを跳ね除けるように生きている人の方が、成功しているように感じます。
自分と人は違うのだなということを受け止めて、無理に周りに合わせることはないと自分の心に言い聞かせてみましょう。
金太郎飴みたいな人材に未来はない
日本のサラリーマンは皆同じような、金太郎みたいな人材で固まりがちです。
日本って本当にそういうところありますよね。
就職活動も皆同じような髪型に同じようなスーツ姿で同じような時期に始めますし、人気の企業なんて大体一緒。
しかし金太郎飴みたいな横1列の人材は正直なところ、市場価値は低いです。
誰にでもできるような仕事が低賃金なのと同じ理屈です。
人と違う突出した能力を持っているからこそ、高い給料を払う価値がある。
人と違う行動をするからこそ、その人自身にしかない価値があるのです。
同調圧力に屈してばかりいると、同じような金太郎飴人材の完成です。
自分の市場価値を下げたくなければ、しっかりと信念を持った生活をするべきでしょう。
自分の頭で考えて行動しよう
同調圧力にばかり屈していると自分の頭で考えなくなります。
周りがそう考えているなら、私もそう考える。
見ていないのは完全に思考停止です。
協調性を持つことが悪いと思いませんが、周りの考えに一辺倒に染まり続けるのは人生においても会社員生活においても極めて危険と言えます。
なぜなら発展がないからです。
自分の頭で試行錯誤し、情報を収集し周りの考えに流されるだけではない仕事の進め方、生活の仕方を考え抜かなければなりません。
今時はインターネットの発達により、会社の外の人の考えに触れることもできます。
実生活に周りにいる人よりも、実は社会で活躍切る人の方が有益な考えを持っていたりします。
様々な著者の本を読んだり、インターネットで発信している人の意見に耳を傾けてみると、いかに自分の周りの人間が同じような価値観で生きているかがわかります。
ただ単に周りの人間だけに流されるのではなく、自分の考えを持って芯の強い人間になっていきましょう。
まとめ
今回は日本人の同調圧力について、僕の考えを書いていきました。
本来であれば人間1人1人違う考えを持っていて当然なのにも関わらず、日本人は個人の考えよりも、周囲の人間の考えの方を優先しがちです。
本当は嫌なのに周りがやっているからとストレスを感じつつも、生活している人が日本には多すぎます。
自分の幸せよりも周りの幸せを優先してしまうのは勿体ないです。
同調圧力の強過ぎる会社で働くより、いっそのこと転職してしまって、
そういったストレスが少ない職場で新しい生活をしてみるのも良いかと思います。