昨今は政府主導で働き方改革が叫ばれていますね。
その影響もあってか、｢ワークライフバランス｣を重視する企業や社員が増えてきました。
仕事とプライベートの両立を目指すならその中で欠かせないのが、作業の効率化です。
より短い時間で効率よく働き、生産性を上げなければ｢ワークライフバランス｣は達成出来ないからです。
しかし今のご時世になってもまだ長時間労働を行っている企業は多くあります。
この長時間労働は非常に効率が悪いです。
今回は長時間労働の非効率差について書いていきます。
長時間労働は非効率
無駄に長い時間働く事はひとつも生産的ではありません。
むしろ働く時間が長ければ長いほどどんどん効率は落ちていきます。
OECD諸国で最も労働時間の少ない国のひとつであるスウェーデンでは、
国を上げて1日の労働時間を6時間にする実験をしていますし、ワークライフバランスを重視して残業を無くす企業が増えています。
先進国の様々な国が長時間労働の非効率さを認識しているのです。
長時間労働が効率悪い理由
長く働いているのに、何故か仕事が終わらない人っていますよね。
実際労働時間が長ければ長いほど生産性が下がることがわかっています。
この理由は人間の集中力が長時間続くものではないからということにつきます。
人間の集中力は起きてから12時間程度までしか続かないと主張する学者もおり、終わりの見えない作業ほど集中出来ないものなのです。
また日本人はどれだけのものを生み出せたかより、どれだけ長く働いたかを重視する傾向にあります。
ダラダラスマホを弄りながら作業をしたりおしゃべりばかりして残業していたとしてもそれを評価してしまいます。
結果として大した利益を生み出せていないにも関わらず、長時間労働をした人間に多く給料を払うことになるのです。
長時間ダラダラ働けば沢山給料を貰えると味をしめた社員はずっとその生活をしますし、会社はそういう時間あたりの生産性の低い社員を抱え続けるとどんどん非効率が続いていくのです。
長時間働いている同僚の成績
僕の同僚で毎日日付が変わるまで働いている人が居ましたが、ぶっちゃけ成績という点では他の人より少し優秀なくらいでした。
毎日定時から5時間近く余分に働いているというのにその程度なのです。
逆に時間あたりの売上でいえば、定時退社している社員の方が何倍も上だったのです。
まあこの同僚は5時間残業しているといっても実際はスマホをいじったり、居眠りしたりタバコを何度も吸いに行ったり、コンビニに1日3回いったりしてたので、ろくに働いてもいませんでしたが……。
プライベートの時間が全くなく成績も振るわないのに時間辺りの売上も少なく、かつ給料は高いなんてありえないくらいコスパが悪くありませんか？
逆にプライベートが充実していないから人生の幸福度は下がっていきますし、人生全体の幸福度が下がることによって仕事の効率も下がります。
長時間労働ほど非効率な働き方は無いのです。
効率を上げるには終了時間を決めること
これを読んでいる人で今長時間労働をしている人もいるでしょう。
何とかして長時間労働から逃れる基本的な方法は
｢終了時間｣を決めてしまうこと。
これです。
最初から終了時間が決まっていて、かつどうしても終わらせないといけない仕事があるのであれば｢嫌でも｣急ぎますよね？
無駄話やスマホポチってる時間や、会議なんかしてる時間全てを作業に注ぎ込み、効率化の限りを尽くすはずです。
納期が長くても何だかんだとダラダラ作業を続けているせいで、ギリギリになってバタバタしてる人も多いと思います。
この納期を自分で決めてしまうのも手です。
本来であれば1ヶ月先に納品するべきものを、自分で2週間以内に納品すると決めてしまうことによって作業に集中して効率よく仕事を終わらせることが出来ます。
まとめ
今回は長時間労働がどれだけ非効率かについて話していきました。
とにかく日本の会社は長時間労働が多すぎます。
労働時間が長ければ長いほど利益が出た時代は終わりました。
今はいかに短い時間で成果を上げるか、またひとつの会社の枠の中だけではなくて、様々な個人や会社間で相互作用的に利益を生むことが求められています。
そういった時代に対応するには長時間労働を無くさなければこの先成功する人材にはなれないでしょう。