日本人は時間にキッチリしてイメージがありますよね。
海外に比べると電車はほとんど遅れないですし、遅れたとしても5分程度の場合が大半です。
(人身事故で長く待たされる事も多いですが)
遅刻が厳禁とされていますし、1分でも遅れると報告書を書かせるような会社もあります。
これだけ見ると、日本人は時間にシビアなイメージはありますが実はルーズなのです。
今回は日本人の時間に対する意識の低さについてです。
日本人は実は時間にルーズ
厳しいように見えて実は時間に対しての意識が思ったよりも低いのです。
時間にルーズと思える理由をいくつか挙げてみました。
終了時間を決めない
日本って開始時刻にはうるさいんですが、終了時間にはとんと無頓着ですよね。
特に会議です。
例えば何時から始まるかについては予め決まっていて、遅刻厳禁としているのですが終了時間は決められていない事が多いです。
その結果会議が何時間も伸びてしまい、他の仕事をする時間が無くなってしまうといったことは日常茶飯事です。
例えば11時に会議が開始するとして、1時間程度だと思っていたのが無駄に長引いて14時までかかってしまうこともよくある話です。
途中からお昼ご飯に行きたい人も出てくると思いますし、ダラダラ長くやっている時に限ってろくな成果が出なかったりします。
また飲み会とかも終了時間を決めませんよね。
会社の飲み会であれば、半ば業務の延長であるわけです。(しかも残業代出ないくせに)
定時後に会社の都合でプライベートな時間を拘束させておいて、終了時間も決めずにダラダラとやると終わりが見えません。
お酒が入ると気分も浮きますし、二次会三次会と続くとキリがないです。
開始時間はギチギチに決めるくせに終了時間はルーズなのが日本人です。
どうせ厳しくするなら、始まりと終わりどちらも厳しくしろって感じです。
時間外労働を平気でさせる
今更な事実ですが、日本の会社は残業が多いです。
そもそも残業とは定時後にさせられる時間外労働です。
時間外なんですから本来はやる必要は無いのです。
そもそもの労働契約で決まっている時間を超えて働かせる訳なのでイレギュラーなのです。
しかし日本人はそれを社員に強要したり、当然の事のように考えています。
下手すると残業をすることを前提とした仕事の進め方をしている人もいるくらいです。
(残業代を当てにして生活費を決めている等)
本来であれば決められた時間というものを超えることはルーズである証拠です。
人の時間を奪って平気
特に顕著だと思うのが「電話」です。
電話をする事が礼儀だとかいう思想が未だにありますが、電話は相手の時間を奪います。
相手の都合なんて全て無視で、こちらの都合で電話をかけ、相手の作業を中断させてしまいます。
相手がどれだけ忙しいかとか、本当に必要なのかどうかも考えずに、とりあえず電話してしまうような人間が日本人には多すぎます。
電話がかかってきてしまうと出るか無視するかの二択しかありません。
例え無視したとしても電話がかかってきたことによって集中力が途切れてしまいます。
いやいや、出たとしても大した用事じゃないことが大半です。
なんでもかんでも電話をかけるような人間ばかりの日本人は、
人の時間を平気で奪う人種なのです。
待ち合わせに遅れても平気
遅れる時間の長さには関わらず、人を待たせるということは、その人の時間を軽視しているということです。
仲の良い友人であったとしても、待たせることは相手にとって失礼にあたります。
相手も時間を作って待ち合わせに来てくれている訳ですし、楽しみにしているのです。
しかし時間に遅れて待たせると、楽しみにしていた気持ちがやがて待たされている嫌な気持ちに変わってしまいます。
待ち合わせに遅れるということは、相手の信頼を安く捉えているということなのです。
仕事で取引先と打ち合わせの約束をしていたとして、相手が遅刻してきたらどう思うでしょうか。
時間にルーズな人だなと考えるのではないでしょうか。
そうなると、仕事に関してもルールだと相手は取ってしまうので信頼を失うことになるのです。
まとめ
今回は日本人は実は時間にルーズなのだという話をしていきました。
本当に時間にシビアに生きている人は、相手の時間も自分の時間も尊重しますし、
信頼関係を築くこともうまいです。
相手の時間を奪うようなことは滅多にしませんし、開始時間も終了時間もきっちりと決めている印象です。
日本人は表面的な時間への厳しさを取り払い、本当の意味での時間を大切にする人種になるべきなのです。