皆さんの職場の雰囲気はどんな感じでですか?
どんな職場でもそうだと思いますが、馴れ合う人っていますよね。
よくある求人広告で「社員の仲が良いです」とか「アットホームな職場です」
などといった文言がブラック企業の証拠だと言われていますが、これは非常にネガティブな印象があります。
職場とはいうなればビジネスにおける戦場みたいなものであり、リラックスして過ごすような場所では無いのです。
今回は職場は馴れ合うための場所ではなく、サークル化してしまう様な会社は危険だという話をします。
Contents
職場は馴れ合う場所じゃない
そもそも職場っていうのは、ビジネスにおける仕事の場でして大学のサークルとは全く違います。
馴れ合いというのは、親しい間柄の人達だけで暗黙の了解のもと偏ったコミュニケーションをするということです。
例えば仕事上でリーダーと個人的に仲のいい社員が良い仕事を回してもらったり、仲の良い社員だけで割のいい仕事をしたりといったことが起こってしまうわけです。
そうなると、それを良しとしない社員も現れます。
職場に不平等や不満の感情が広がり、やがては大きくなっていくのです。
職場の馴れ合いによる弊害
まず、職場での馴れ合いによる弊害はさまざまあります。
積極的なコミュニケーションをもちろん必要なのですが、これが馴れ合いに変わってしまうと話が違います。
下手をすると退職してしまう社員が増えたり、それによる他の社員のモチベーションの低下にも繋がりかねません。
緊張感がなくなる
ベンチャー企業で大学のサークルのような雰囲気で仲良く明るく爽やかな職場みたいなイメージはありますよね。
しかし、サークルでお友達のような雰囲気になってしまうと、途端に緊張感がなくなってしまいます。
本来仕事をするべき時間であるのにも関わらず、仲の良い友達感覚で延々とお喋りしてしまい、仕事が終わらない。
そのせいで残業が増えるが、仕事自体をたくさんこなしている訳ではないのにも関わらず、残業代がかさむ。
そうすると馴れ合って、サークル感覚でダラダラと仕事をしている社員の残業代を払うのは、他の社員の仕事になるのです。
仲が良いのは結構なことですが、それによって会社が損をしてしまうと良いことはありません。
職場というのは、仕事を進めるための戦場であるという緊張感を持って働くべきなのです。
人間関係の固定化
馴れ合いとはほとんどが固定された個人間の中で起こります。
馴れ合っている本人達はとても居心地が良いことでしょうが、そうではない人間にとってはたまったものではありません。
仲のいい人たちだけで同じような仕事をしたり、自分とはあまり仲が良いこない人にどうでもいい仕事を回すような人もいます。
そして、それによって会社全体の不公平感はどんどん増していき、細かい不満が募っていくわけです。
単に馴れ合っている人達だけが居心地の良い職場になってしまうと、本末転倒ではありませんか。
会社ではさまざまな環境や年齢の人が働いています。
どんな事情を抱えている人であっても、平等に居心地よく働ける職場を目指すべきです。
多様性が失われる
慣れないによって失われるものに多様性があります。
いつも同じような人と接していると、同じような価値観や視点でしか物を見ることができなくなってしまいます。
そうなってしまうと、多様性が失われます。
普段話さないような人と話すことによって、新しい視点や考え方、仕事の進め方などを学ぶことができる可能性があるというのにも関わらず、
なれ合ってしまうとそれが見えなくなってしまうのです。
そうなってしまうと、どうでしょうか。
仕事に対する姿勢や考え方をアップデートする機会が失われ、同じようなレベルの同じような考えを持つ人と、傷の舐め合わせるように働くことになります。
ぱっと見は仲が良くて楽しそうな職場に見えるかもしれませんが、視野が狭く新しい価値観や考えがなかなか育てないのです。
職場はサークルではない
職場はサークルではありません。
たくさんの人が様々な目的や理由をもって一つの仕事をするために集まっているのです。
大学でのサークルは楽しむためにあったかもしれませんが、会社は利益を生み出すために存在しています。
ただ、仲の良い人と楽しくするだけでは利益を生み出すことはできませんし、合わない人や嫌いな人とも付き合わなければいけません。
会社というのは、やはり戦場なのです。
戦場で緊張感を持たない人間が目的を達成することは到底できません。
職場の同僚が友達になってはいけないのです。
仲が良くても友達として付き合うのではなく、同じ目標を持つ仲間として付き合いましょう。
仲間とは共通の目的を持って切磋琢磨できる存在のことを言います。
その中では意見がぶつかることもあると思いますし、うまくいかないことだってあるでしょう。
しかし、最終的には同じゴールに到達することができればとても良い絆が生まれます。
単に仲の良い友達では、これは生まれないのです。
適度な緊張感を持って仕事に臨もう
今回は職場で馴れ合う人の問題点をあげました。
職場というのは共に戦う仲間が下りともに目指すべきゴールがあります。
何やって傷を舐めあうよりかは肩をたたき合って同じ目標の為に切磋琢磨するほうが、人間としてもビジネスマンとしても成長できるとは思いませんか?
職場で馴れ合いが多いなと感じる人は、そこに近づかないようにしましょう。
また、自分が過度に周りの人間と慣れ合ってしまっていると感じているのならば、いまいちど緊張感を持って仕事に臨むべきです。
本当に信頼できる仲間は馴れ合いや傷の舐め合いで生まれるのではなく、
共通して成長できたという実感から生まれるのです。