年末が近づいてくるとよくテレビでCMが流れてきますよね。
そう、「年末ジャンボのCM」のことです。
お金持ちになることを夢見る一般庶民達の最後の希望の星。
それが宝くじなのです。
貧乏な人達は心すら貧しいので、努力もせずに数億円のお金が一気に入ってくれば、人生が変わると思っているのです。
しかし、ここに貧乏人を更に貧乏で引きずり込む罠が仕掛けられているのです。
宝くじは買うべきではないと僕は考えます。
今回はなぜ宝くじを買ってはいけないのか。
その理由を話していきたいと思います。
宝くじは貧乏人を更に貧乏にする
宝くじを買うほとんどの人は、一般庶民または貧乏な人達だと思います。
宝くじはそんな貧しい人たちからさらにお金を巻き上げるという超絶ブラックのシステムなのです。
まず、宝くじは還元率が非常に低いです。
宝くじの換金率は45%になっていると言われており、これはつまりみんなが宝くじに支払った金額の半分以上を運営側が手にしているということです。
そもそも宝くじで高額当選する確率なんて天文学的数字です。
しかし、運営側は確実に儲かる。
宝くじを買って数億円を当ててやろうという浅はかな考えを持つ貧乏人は、「夢を買う」などと言いつつ、
紙切れに膨大なお金を払ってくれます。
ある意味宝くじは貧困層を相手にした貧困ビジネスなのです。
高額当選することはほぼ100%無い
みなさん、宝くじに高額当選することを夢見て買っていると思うのですが、
1億円以上の高額当選をするのは残念なことにほぼ100%無理と考えて間違いありません。
なぜなら、2015年の年末ジャンボ宝くじの1等の当選確率は2000万分の1ほど。
1等前後賞でも1000万分の1の確率でしか当たらないとされているからです。
ただでさえ強運を持ち合わせていない一般市民が、この確率の高額当選をすることは不可能に近いです。
ということは、あなたの購入した300円の紙切れが数億円の小切手になる確率は、数千万分の1ということです。
ほぼ100%そうするということが分かっているのにも関わらず、無駄な紙切れにお金を使ってしまう。
それは貧乏になりますよ。
リターンが得られないものに対してお金をかけることは無駄
そもそも貧しい生活を送っている人は、経済観念が足りないことが多いです。
リスクに対してのリターンが大きいものを取るということをお金持ちはしますが、
貧乏人はリターンが得られないことにばかりお金を使ってしまいます。
いわゆる浪費というお金で使い方です。
宝くじはこの典型的な例の一つであり、ほぼ100%当たらないことが分かっているのにも関わらず、
そのリターンの小ささを自分の運を信じることによって、ごまかそうとしているのです。
宝くじを四枚買うお金があるのなら、本を1冊買う方がよほど自分のためになります。
つまり、コストに大してのリターンが比較的大きいと考えられるのです。
宝くじは愚者の税金
宝くじは愚者の税金だという言葉があります。
実業家である堀江貴文さんが語った言葉ですが、これは間違っていないと思います。
還元率が50%近い宝くじは買った時点で半分が運営側に回ります。
ということは、買った時点で50%損をする債権と言えるのです。
宝くじには税金は使わないのですが、これは買った瞬間に半分の税金を払っていることと同じだからではないでしょうか。
実際宝くじの運営母体は自治体でして、購入金額の40%を税金として納めていて、僕達が購入した時には分からないような形で納税しているのと同じことになるのです。
消費税10%の時代において、これはかなり高額な税率だと僕は思います。
消費税の5倍ですよ?
しかも当たらないんですよ?
宝くじを買う理由など何ひとつありません。
まとめ
今回は年末にさまざまな場所で目にする機会が多い、「宝くじ」について書いていきました。
世の中には貧乏人からさらに巻き上げて、より格差を広げる要因になるようなビジネスが溢れかえっていますが、
宝くじはそのひとつといえるでしょう。
宝くじに高額当選した人があまり幸せな人生を歩まないということも有名ですよね。
自分で努力して得たお金でなければ、人間は生きた使い方ができないということなんじゃないかなと僕は思います。
宝くじを買うような余裕があるのであれば、実際に本などを買って読んでみることによって自己投資をした方がリターンは大きいのではないでしょうか。
お金と違って知識は一生自分の頭の中に残りますし、それを使って新しいビジネスに取り組めばかけたコストよりも大きなリターンを得られることもあります。
今、貧乏で苦しんでる人は宝くじを買ってさらに苦しむのではなく、
自分に投資してより良い人生にするために行動しましょう。